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経営コラム

こんにちは! 美容室経営ラボでは、美容室の経営情報を最も分かりやすく伝えることを心がけています。

 

本コラムでは、これから美容室の開業をしようとしている方・今後出店を考えている方にに向けた内容です。

今回は美容室が成功するための開業方法を10個の掟にまとめてみました。  

 

美容室開業成功マニュアル10の掟

美容室開業の掟①:全国25万件!!美容室マーケットを知る

 

理髪, 髪をカット, ヘアカット, 髪, くし, はさみ, 美容院, カット, 切断

皆様は美容室を開業するにあたり、どんなイメージを持っていますか? 「美容室は店舗数がめっちゃ多い」 「美容室は店舗は多いけど、個人店が多い印象」 「美容室は競合が多いから、経営が大変そう」 「お客様もついてくるだろうからなんとかなりそう」 「美容師を採用するのが大変そう」 そんな声があるかと思います。 では実際の美容室業界の状況を見てみましょう。

美容室件数は増加し続けているが、マーケット規模は減少

美容室の件数は増加を続けており、2018年には25万件を突破しました。 ちなみにポストが18万、信号機が20万というデータがありますので、いかに美容室がたくさん存在しているかが分かります。

引用元:厚生労働省 衛生行政報告例(生活衛生関係) を元に作成

一方で市場規模は年々減少傾向です。2019年の予測では美容室の市場規模が1兆5000億円を切るというデータが出てきております。

株式会社矢野経済研究所を元に作成https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2148 2018年のデータを元にすると、1兆5047億円÷251140件=5,991,478円となるので、1店舗当たり年商約600万円となり、いかに小規模サロンが多いかが分かります。

美容室の閉店の確率は3年で80%超⁉

これだけ多く美容室が存在しているのですが、どのくらいの確立で経営を継続できているのでしょうか? モアリジョブさんで気になるデータが出ておりましたのでご紹介させて頂きます。

話題になった「サロン生存率」という説では、「開店1年以内に60%のサロンが閉店し、3年以内に90%が閉店する」といわれていました。データから推測してみましょう。3年間の出店数約34,500に対して、閉店数は26,000なので、概算ですが、閉店確率は「84%」になります。近いですね。 https://relax-job.com/more/38389

なんと3年間での閉店の確率は84%とのことでした。 ・・・とても多いですね。 美容室で生き残るのはとても大変なのですが、でも凄い伸びているところも事実ですよね。伸びているところは何を行っているのか。 今回は本コラムでその秘密について書いていきたいと思います。

美容室開業の掟②:平均6か月⁉開業スケジュールを決める

コンセプト, 男, 論文, 人, 計画, 研究, 思考, ホワイト ボード

美容室を開業しようと思ったけど、実際何から進めたらいいの?と迷うと思います。 大まかな美容室開業の流れを下記に記載していきます。

【オープン5~6か月前 】
・サロンコンセプトづくり
サロンイメージ、主力メニュー、店舗規模、スタッフ人数・価格帯などを決める

・今後の事業計画
小規模サロン型、地域でドミナント出店型、多店舗展開型

・資金計画
→初期投資額と収支計画を作成する

・物件探し
→サロンコンセプトが決まり次第、条件に合う物件探しをスタート
→運とめぐり合わせの要素が大きいので、早期に探し始めるのがおすすめ


【オープン3~4か月前】
・物件選定
→物件選定方法に関しては「美容室開業の掟③」にてご紹介

・設計、施工会社、サロン内外装イメージの決定
→店内の間取りやデザイン、仕様それらにかかる費用を決めていきます

・商材、メニューの決定
→導入する商材やそれに合わせたメニューの設計を行う

・スタッフ募集
→スタッフを募集する場合、前職を辞めるまでの期間を考慮し3~4か月前には募集ができる状態を作る

・融資の申し込み
→この時期になると、おおよその初期投資額が分かるので融資の申し込みを行う


【オープン1~2か月前 】
・広告宣伝準備
→ホームページやポータルサイト等の掲載準備を行う

・スタッフ教育
→採用したスタッフの教育及びオープン販促の準備を行う。雇用開始の目安はオープン1か月前に行う

・商材の仕入れ
→メインのディーラーを決定し、導入商材を決定し、仕入れを行う

・備品、機材の準備
→店舗設計に必要な備品、機材を決定し、購入する

・各機関への開業手続き
→開業時に必要な届け出:保健所、消防署、税務署、市役所
→スタッフを雇用する場合:年金事務所、労働基準監督署
→法人化する場合:公証役場、法務局
→その他運営に必要な機関:クレジット会社、保険会社、中小機構、インターネット会社、顧客管理システム会社、会計事務所など

以上が美容室の大まかな開業の流れとなります。 事前にやることをリストアップし、スケジュールを逆算しながら進めていくことをお勧めします。

 

 

美容室開業の掟③:立地で8割決まる!!失敗しない物件の選び方

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美容室の開業物件を決めるときに重要なことは大きく3つです。

売上計画から逆算した店舗規模・家賃を選ぶこと

美容室は店舗ビジネスなので、店舗の大きさによってお店の売上規模が決定します。 正確にいうと、セット面数で売上が決まります。 1セット面当たりの月間平均売上が約50万円なので、500万円サロンを作る際には、目安としてセット面が10席必要となる計算です。 ※メニュー単価などによっても1セット面当たりの売上は大きく変わりますので、50万円という数字はあくまでも目安としてください。 美容室は1セット面あたり約3坪が平均になりますので、セット面10席のサロンでは約30坪の物件が必要になるということです。 また、家賃比率は目標売上の10%以下で組むことが現実的です。 収益化まで時間がかかりますので、固定費はできる限り下げておきましょう。 自分のサロンが売上としていくらを目指したいのかをはっきりさせることで、必要な物件が絞られてきます。店舗の広さを読み間違えると、無駄に広いスペースになってしまい固定費が上がってしまう危険性があるのでご注意ください。

美容室を出店するのに適しているエリアであるか

少人数サロンの場合であれば、既存のお客様がいるエリアから近いほうが良いと思いますが、中堅クラス(人数5名以上)の美容室を作りたいのであれば、出店エリアは下記条件を元に選ぶのが良いと思います。 ~都市部・ターミナル駅の場合~ ・空中店舗でも良いので、駅からの距離が近い物件 ・繁華街、風俗営業所が多い場所は避ける ~郊外・ロードサイドの場合~ ・交通量が多い(ただし中央分離帯がある等、駐車しにくい場所は良くない) ・周辺に商業施設などの集客誘致場所があるもしくはその通りに面している ・駐車場が豊富にあり、停めやすい ・通行者や通行車両からの視認性が良い 現在はホットペッパービューティーでそのエリアの店舗一覧を見ることができるので、美容室(お客様)が集まりやすいエリアを容易に探すことができるようになりました。 基本的にWEBを見て美容室を探すお客様が多いので、競合が仮に同じ建物内だとしてもお客様がアクセスしやすい立地に出す方が売上は上げやすかったりします。

最近では美容室の中でも、髪質改善サロンや低価格のトレンド美容室、カラー専門店など様々なビジネスモデルができてきているので、自分が出そうとしているビジネスモデルが同じ商圏内にあるかも事前に確認して勝負することが重要ですね。

(人を採用する場合)人が採用できるエリアであるか

開業の際、人を採用する前提であれば人が採れるかどうかは死活問題です。 開業する際の人員が決まっているのであれば良いですが、スタッフ募集をかけるのであればスタッフが集まるエリアであるという確信をもって出店に踏み切る必要があります。 では、人が採用できるエリアかそうでないエリアを判断するにはどうしたら良いかということです。これは求人ポータル会社に確認することがおすすめです。 このエリアでは毎月どの程度応募があるのかということを確認し、そのエリアで出している求人を調べます。 そして競合他社を上回る求人情報を打ち出すことで、ある程度人が採用できるかどうかが計算することが可能になります。 それらの見立てをすることで立地選定の成功確率が上がりやすくなります。

美容室開業の掟④:お客様に選ばれるコンセプトづくり

「透明感ある細身の女性」の写真[モデル:川子芹菜]

コンセプトと言っても具体的にどういうこと?と思われる方も多いと思います。 コンセプトがしっかりしているお店というのは、「一言でどんなお店かどうか分かる」という点まで磨き込めているかどうかです。 具体例を出すと、 メンズカットでいえばオーシャントーキョー 毎月通えるファストサロンといえばアルバム 髪質改善といえばディアーズ という感じです。 上記は全国的にも有名なサロンばかりですが、美容室は基本的には小さい商圏の中でのパイの奪い合いなので、そのエリアで自社が一番になれる領域で開業することがとても重要です。 「 市場のライフサイクル 」という考え方があります。 美容室はライフサイクルが進み、現在は衰退期に入っております。

衰退期に入ると供給過多になりやすく、主導権がお客様に移ります。 主導権がお客様に移ることで、お客様の方が知識をつけ、美容室を使い分けるような行動ができるようになってきます。 「自分の行きつけの美容室がありながら、安いカラー専門店に行く」というような現象がまさしくそれにあたります。 衰退期のビジネスは、”普通”では選ばれにくくなるので、よりターゲットを絞り専門店化し、その領域で一番を作ることが開業サロンが勝つための戦略といえます。

美容室開業の掟⑤:1店舗目は内装・設備は低投資・低リスクで

「500円玉とブタの貯金箱」の写真[モデル:大川竜弥]

美容室開業でよくある話ですが、(最近はだいぶ減りましたが) 「初期投資で5000万円で建てました」 「上物1億円で美容室建てました」 「内装で坪60万円いきました」 「シャンプー台は一台100万円かけています」 などなど、”見た目”や”設備”にお金をかけすぎてしまう傾向があります。 当然投資に対する回収ができる前提であれば良いのですが、美容室の投資回収は平均すると7~10年ぐらいといわれており、投資回収が遅い業種です。 お客様視点に立った時に本当に必要なのか?という思考を持つようにしましょう。 あと、できる限り初期投資額を落とすのであれば居抜きで探すのがおすすめです。 水回り関係の工事で居抜きとスケルトンでは大きく変わる可能性があります。物件選定の段階で美容室の水回り工事については抑えておきましょう。 目安としては、20坪1500万円以内、30坪2000万円以内で出店できると良いラインだと思います。

美容室開業の掟⑥:美容師の採用はオープン3か月前には開始する

「必勝ハチマキで気合を入れるスーツ姿の就活美女」の写真[モデル:河村友歌]

美容室経営において最重要といっても過言ではない人材採用です。 美容師数を見ると増加傾向ですが、それ以上に美容学生の数が減少しており、美容室数は増えているので求人倍率が12年前と比べると、約5倍にまで増えていることが分かります。

https://relax-job.com/more/80090

特に中途採用は業務委託サロンや低価格サロン、髪質改善サロンのような高単価サロンも台頭してきているので、以前にも増して求人争いがし烈になってきています。 美容室を開業する際には最低でも3か月前から求人募集をかけることをお勧めしています。なぜならば、前の職場がすぐに辞められずオープンに間に合わないという事態が多くあるからです。求人は物件以上に見つかりにくくなってきていますので、早め早めに動いて損はない部分です。 美容師採用の際に重要なことは ①採用ターゲット ②採用条件設定 ③採用手段 をどうするかです。 ①採用ターゲット ターゲットとは、採用を行う際にどの層に向けて求人を行うかです。 美容師採用のパターンで多いのは、 1.20代中盤~30代前半の稼ぎたい型 2.仕事とプライベートどちらも大切にしたい型 3.主婦と両立するパートスタッフ型 4.ミスマッチが起きている第二新卒型 の4分類です。 稼ぎたいと思っている方に”プライベート”が充実と打ち出しても来ないですし、 パートの方に稼げると打ち出してもなかなか募集には引っかかりません。 美容師採用はマーケティングと同じです。 決めたターゲットに対して、どのような言葉が伝わりやすいのか考えていく必要があります。 ②採用条件設定 採用条件とは求職ターゲットに対してどのような条件を設定するかです。 重要なことは「エリアで一番を作り、ネガティブ要因を消す」ことです。 今は中途美容師向けの求人サイトや求人ポータルサイトが誰でも見ることができます。 自分が出店するエリアの求人情報を見て、一番を取れる領域を見つけることが重要です。 例えば、エリアで一番給与が高い、エリアで一番休みが取れる等です。 ただ休みは一番多いけど、給与がスタイリスト17万円などであると一気にネガティブ要因に動くので、休みは一番多いけど給与はエリア平均程度というようなネガティブな部分を消す努力は必要です。 ③採用手段 採用手段は、何を使って人を獲得するかです。 最も良いのはSNSや紹介で採用することが良いですが、なかなか難しいというのも事実かと思います。 一番手っ取り早いのが求人ポータルサイトに掲載することです。 エリア×美容師求人と調べたときに上位に来る+掲載サロン数が多いものを優先的に記載することです。 事前に各ポータルサイトに確認することでエリアのPVや応募数などが分かりますので、それを聞いた上で判断するのが良いと思います。できる限り確率が高い媒体に掲載することで費用対効果を良くすることができます。 またハローワークやindeed等無料で掲載できる媒体も多くなってきています。できる限り間口を広げておくことも重要なので、是非無料媒体にも積極的に掲載していくことがおすすめです。

https://salon-keiei-daigaku.com/hairsalon-recruit/

美容室開業の掟⑦:お店の売上はほぼメニューと価格で決まる

「脱毛料金を現金一括で払えないと価格交渉」の写真[モデル:緋真煉]

美容室の売上が決まるのはほぼ「メニューと価格」と言っても過言ではありません。 美容室開業後はメニューや価格を大幅に変更することは難しいので、オープン時のメニューと価格設定はとても重要です。 メニューと価格で売上がほぼ決まると書いておりますが、正確に何が決まるかというと「売上の天井」が決まります。美容室の場合、対応できる人数が限られるので、1日当たり対応できる客数×営業日数の最大値が売上の天井という形になります。 ここで重要になってくるのが、メニューの「内容×時間×価格」のバランスです。 一般的に美容室のメニュー構造を分解すると下記の表が平均ぐらいです。

メニュー 料金 施術時間 分単価 材料費 粗利率 分粗利
カット 4,000 60 67 0 100.00% 67
カラー 6,000 90 67 600 90.00% 60
パーマ 6,000 90 6,000 100 98.33% 66
縮毛矯正 12,000 180 67 500 95.83% 64
トリートメント 3,000 15 200 500 83.33% 167
ヘッドスパ 2,000 20 100 500 75.00% 75

表を見て頂くと分かる通り、メニューによって収益構造がかなり変わってきます。トリートメントだけが異様に分単価が高いですね。髪質改善サロンが増えているのも、うなづける数字です。 美容室経営では、あまり分単価や分粗利の考え方がなかったのですが、飲食店等ではかなり一般的になってきている考え方ですね。 回転寿司のサイドメニューの例はとても分かりやすいと思います。

「サイドメニューを出すのは、100円の寿司だけを食べられては儲からないからです。原価の高いネタでは諸経費を加えると1皿5~10円程度しか儲からないが、100円の味噌汁の原価は10円程度のため利益率が高い。 https://www.msn.com/ja-jp/money/news/%E5%9B%9E%E8%BB%A2%E5%AF%BF%E5%8F%B8%E3%81%A7%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%81%AB%E5%8A%9B%E3%82%92%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%BA%97%E8%88%97%E3%81%8C%E5%A2%97%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%83%AF%E3%82%B1/ar-BBXkzWk

話を戻しますと、美容室の場合は月間売上目安を決め、それに基づくメニュー設計が重要視されます。 月間売上70万円であれば 1日客数4名×客単価8000円×22日=704,000円 月間売上100万円であれば 1日客数5名×客単価9500円×22日=1,045,000円 程度の目安が必要になってきます。 開業時は自分が目指したい売上に基づきメニューを作るように心がけましょう。

美容室開業の掟⑧:オープン販促はケチらず投資する

「【め】目立つように、とにかく目立つように」の写真

「美容室開業時には広告宣伝にたくさん投資をしましょう」 大事なことなので、もう一度言います。 「美容室開業時には広告宣伝にたくさん投資をしましょう」 正直開業してからの成長速度は、広告宣伝費に投資できているかいないかといっても過言ではありません。 理由は簡単です。 美容室は積み上げ式のビジネスモデルだからです。 積み上げ式のビジネスモデルの勝ちパターンは「いかに早く黒字化できるかということにかかっています」 分かりやすいイメージだと、初月で新規客が200人いる状態と50人の状態では、 半年後にはお客様は500人以上の差になっています。 美容室の集客特徴として、オープン時は通常時と比べて1.5倍程度の新規客が来ますので、このボーナスタイムを逃してはならないのです。 そして、オープン販促では即効性のある媒体に出すことを心がけることをお勧めします。 間違ってもSNSで100人程度のアカウントで集客はできません。 美容室で最も即効性のある媒体は「ホットペッパービューティー」です。

ホットペッパービューティー』がヤフー株式会社の『Yahoo!ロコ』と情報 ...
https://beauty.hotpepper.jp/

まずはお客様を集めるために結果が出やすい媒体にお金をかけて、 黒字転換させた後に、グーグルやSNSなどの媒体を育てていくことが鉄板の流れです。

https://salon-keiei-daigaku.com/googlemybusiness/

美容室開業の掟⑨:身の丈に合った財務計画~リアルな初期投資額~

「1万円札をばらまく」の写真

ビューティーガレージさんのサイトで開業の平均が出ておりました。 それによると平均の開業費用は1211万円、自己資金は319万円とのことでした。

美容室開業の平均値
https://kaigyo.beautygarage.jp/archives/3900

美容室開業の段階では、全体融資の30%以上は自己資本でいけることが理想です。 そして、それを超える場合においては大きな冒険はしない方がリスクは少ないと言えるでしょう。 特に最近の美容室開業の失敗パターンは、人の採用見込みが決まっていないのに大きな店舗を出店するケースです。大型店舗だと当然固定費も高くなるので、身の丈に合ったスケールで開業することをお勧めします。 そして、美容室開業の際の融資は日本政策金融公庫がおすすめです。 分かりやすく記載しているサイトを発見しましたので、是非参考にしてみてください。

日本政策金融公庫では融資審査に通りにくい創業時に、無担保無保証で融資を行ってくれます。 また、公庫の融資制度の一つである【生活衛生新企業育成資金】を利用すると、創業時に最大7,200万円の資金調達が実現可能です。 美容室を開業する場合には、内容や設備、材料の仕入れなど、最低でも1,000万円は必要でしょう。また創業してから事業が軌道にのるまでの間、返済や支払いのために手元にできるだけ多くの現金を持っておくことは、会社経営においてと非常に大切です。 創業時でも融資を受けやすく無担保無保証かつ低金利で融資を受けることが出来る、日本政策金融公庫の融資制度を利用してより多くの開業資金を調達しましょう。 https://jfc-guide.com/basic-knowledge/6236/#1

美容室開業の掟⑩:目標の収支シミュレーションを作る

「目標数値達成に満足する営業マン」の写真[モデル:大川竜弥]

ここまで読んで頂いた方ありがとうございます。 いよいよ最後10個目の掟です!! 最後は目標の数値シミュレーションを作ることです。 数値シミュレーションを立てることで、本当に集客はこれで足りるのか?収益は本当にでるのか?等の打ち手がより具体化してきます。 そのためには美容室の一般的な経営数値を把握する必要があります。 下記に月商300万円の美容室の一般的な収益構造を記載しました。

売上 3,000,000 100%
原価 300,000 10%
人件費 1,350,000 45%
法定福利費 150,000 5%
水道光熱費 90,000 3%
広告宣伝費 150,000 5%
通信費 60,000 2%
家賃 300,000 10%
その他経費 450,000 15%
営業利益 150,000 5%

実際はもう少し細かくなりますが、イメージは持って頂けるかと思います。 こちらの表はあくまでも参考にして頂き、自社の目指す損益構造を一度整理して頂くのが良いと思います。 特に開業1年目は、集客数とそれに伴う売上高をシミュレートしておくことで、目標の達成可能性がぐっと上がります。 是非成功に使づけるために実施頂ければと思います。 美容室開業マニュアル10個の掟は以上になります。 このコラムを読んで頂いた方が、美容室を開業する際に少しでも役に立てれば嬉しく思います。ありがとうございました。

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